先進クラウド事例に学ぶOpenStack&コンテナ活用のツボ
先進クラウド事例に学ぶOpenStack&コンテナ活用のツボ
中島氏は、「未来のプライベートクラウドに必要な要素は3つ。1つ目は、各機能が標準的なAPIで操作可能であること。2つ目は、操作を行うときに人の判断が介在しないこと。3つ目は、機能が抽象化、階層化されていること」と語る。標準的なAPIとは、複数の異なるアーキテクチャを、一つの手順で操作可能にする仕組み。構築や運用の自動化の効果を最大化する。
図:プライベートクラウドの過去、現在、未来
デジタルトランスフォーメーションの4つの柱(上)
デジタルトランスフォーメーションの4つの柱(上)
デジタルトランスフォーメーションは広範囲にわたるテーマだ。その中で企業に必要な能力は、「戦略とビジョン」「人と文化」「プロセスとガバナンス」「テクノロジーとケイパビリティ」という4つの柱に区分できる。
デジタルトランスフォーメーションの4つの柱(上) - デジタルトランスフォーメーションの4つの柱:CIO Magazine
FinTechとAIが導く金融の未来--AIよりもIAが重要
FinTechとAIが導く金融の未来--AIよりもIAが重要
国によっても定義は異なるが、FinTechには、「レンディング」「ペイメント」「ロボアドバイザー」「ブロックチェーン」の4つのカテゴリがある。レンディングは、お金を貸したい人と借りたい人をつなぐ仕組み、ペイメントは、オンライン決済の仕組み、ロボアドバイザーは、資産運用を自動化する仕組み、ブロックチェーンは、未知数の部分が多いものの、今後の金融業界の新しいインフラとして注目されている仕組みである。
「FinTechの本質を考えてみると、金融業界の無駄や不便をなくし、顧客がより利用しやすい仕組みを作ろうという取り組みの総称だ。一般的に、新しいテクノロジを使って、革新的な金融サービスを生み出すのがFinTechであるというイメージがあるが、枯れた技術であっても、新しい金融サービスを生み出すことができれば、それはFinTechと言える」
AIについて網野氏は、「最近、AIブームだが、コンサルティング業界では、“知能増幅(IA:Intelligence Amplification)”が注目されている。これまでは、顧客に価値ある提言をするために、時間と工数をかけて分析を行い、結果を出していた。DataRobotは、とりあえずの分析を繰り返すことで知識を増幅できる。機械が完全に意思決定してくれる時代がくるかもしれないが、それまではAIよりもIAが重要になる」と語る。
RPA(Robotic Process Automation)とは何か――今、金融系を中心に全社的な導入が進む理由
RPA(Robotic Process Automation)とは何か――今、金融系を中心に全社的な導入が進む理由
RPAの本質は、ビジネスプロセスのデジタル化だということがいまいちみんなわかってない。
以前は「RPAって何ですか?」と言われることがありましたが、最近では雑誌に加えてテレビや新聞などでも報じられる機会が増えてきたことから、多くの方が、「Robotic Process Automationの略称」「ソフトウェアによるロボット化で仕事を効率化するツール」という認識を持っていると思います。