昨日,日経新聞を読んでいたら

昨日,日経新聞の夕刊を読んでいたら,共産党の若返りの話が出ていた.共産党も,なんやかんやで議席数を減らし,そもそも存在意義を一般有権者にあまり重要視されていない現状が感じられる.それを共産党員や議員の若手が憂いているという状況らしい.このような状況が続くと,本当にこの党は無くなってしまうかもしれないので対策が必要である.

ところで,前に書いた気がするが,「共産党はなぜ当選するわけでもない立候補者をバカバカ選挙区に立てるのか」という問題がある. 私の理解では,「選挙は,単に共産党内部の成果発表会だから」ということだと思っている.こういう無駄なことが出来るのは,おそらくこの党が企業献金などを「本当に受けていない清廉な党である」からであろう.つまり,お金を出すが口も出すタイプの人間の直接的なコントロールを受けていないからである.結局,なんでこんな無駄なことをするんだということを,まじめに言ってくる人がいないので,執行部は,「こうやって続けて立候補することが重要」とか何とか言って,粛々と間違ってはいない目的と方法にリソースを使ってきた.

しかし,こんなことが許されるのは,お金が潤沢であった時だけで,なんでもないようなことに幸せを感じなくてはならないような,みんなの財布がすっからかんになってきたときには,言いたいことも言えないこんな世の中だからと言っている場合ではなくなってくる.

共産党にお金を出している人たちが,お金も出すが口も出すというようになるのは間違いない. ならば,そういう時に執行部はどうすればよいか.彼らもわからんだろうから,私が最近耳にしたアプローチをあげておこう.

  • 当選もせず戦略もない中途半端な立候補者が使うリソースをカット
  • 現在,当選している議員へのリソースの集中,まあ8割ぐらいか.
  • ただし,共産党の最終目標である「革命」(多分)を実現するような見識は残さなくてはならないので,2割程度のリソースはここに投入. なお,革命達成から日本社会の復活へのストーリを説明できることが,肝要であることは言うまでもない.