趣味と仕事

 たまにはまじめな話.
 したくない仕事をし続ける,ってどういう気持ちなんだろうか.今まで会社に入って10年近く.趣味(たとえばプログラミング,たとえば,新しいコンピュータでできることを知ること,想像すること,夢想すること,実装すること,たとえば,システムアーキテクチャを設計すること,たとえば,ソフトウェア工学の先人の知識を実践すること)と仕事が完全に一致していた.趣味と仕事が一致というのは,別に趣味の分野に没頭していたら,ものすごく仕事の成果が出ていて,会社が儲かっていて,褒められている,という意味では(残念ながら)もちろんなく,趣味に近いことを仕事にしていても,会社は生きるには何にも困らないお金を給料としてくれているというありがたい状況が続いているということだ.
 しかし,そういう恵まれた環境で働かせてもらっている人はおそらく少ない.いつか私もそうでもなくなる日が来るだろう.そういう時のために自分は本当は何をしたいのか,そのために何をすべきなのかとかをまじめに考える局面を突きつけられると思う.その準備は今の俺には余りない.しかし,自分の本当の人生のために,何をすべきか,それを常に考え実践して生きている志の高い人がたくさんいるんだろなあ(っていうか普通みんなそうなんだろうなあ)と思った.
 今までの俺は余りに恵まれすぎていたのだ.俺もいずれやりたくもない仕事をやらないといけない時のために,自分が自分の人生として,本当に何をしたいのか,そのために何をしていけばいいのか,考えなければと今日急に考えました.
 なぜ,そんなことを今日考えたか,わかる人はわかると思うが,わかる人がわかるように,それは内緒.