社保庁の問題は結局どうなるのか。

年金問題。正直、もうわけがわからない。どのような事象が発生していて、だれに影響があって、それが誰の責任なのか、で、国民っていうか俺はどうしたらいいのかぜんぜんわからない。 ちょっと不思議なのは、マスコミレベルの論調では、あまりシステムを設計したSIerに批判がいかないこと。もちろん、聞こえてくる話では、オペレーションの甘さや目的を満たすための正確なプロセスがめちゃくちゃで、さらにその運用もひどかったんだろう。それが実態だとは思う。これをSIerのせいにするのはあんまりだと思うが、社会保険庁自治労がしっかりしていれば、当然無理やりにでも、SIerに責任を押し付けていたのだろう。
 しかし、今回は、どうも自治労を黙らせるために、基本的に「職員レベルのオペミス、プロセス未定義、非徹底化」っていう絵を前面に出しているように見える。これで、その当事者とならざる得ない自治労のさまざまな反対を抑えて、社会保険の仕組みを特注法人化か民営化にと考えているんだろうかな。
ちょっと労働組合活動をしたことのある私としては、こういうことを考えてしまいす。 思いのほか彼らの力は強いからね。