今月号のASCIIは結構面白かった。

昨日の新幹線の行きは、月刊ASCII8月号を30分ぐらい読もうと思っていたら結構みてしまい静岡ぐらいまで見入ってしまった。メモっとく
相変わらず、ビジネスとITのギャップは埋まってないが、この程度の話が一番気楽に読める。

これからのオフィス

「これからのオフィスは経費じゃない!投資だ!」なんか、どっかで聞いたことある文句ですね。どうせ、生産性向上ととか付加価値の増大とか、そんな言葉とセットで使われるのでしょう。こういう言い方をするようになったプロダクトやサービスは何で、その背景は何だろうかを考えることとする。

医療の制度改革

医療改革が理由で、病床の機能分化、専門病院の増加が進むらしい。つまり、総合病院じゃなくて高度に専門化機能のみを持つ病院が、大学病院以外にもできるようになるであろうという話。それを現実にするのが範囲の経済性の考え方。つまり、CTとか高いけどどんな病気でも利用するような機材や、看護婦、カルテ管理、財務管理などのスタッフ系などは、複数の専門病院で集約させないと採算が全然あわないという話。だから、メディカルコンプレックスの形態の病院が、最近増えているのだ。

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「精通しているSEさん」のコメント、違うと思う。

MSN Live Search

MSNの検索技術のトップインタビュー記事。ユーザは、検索のスピードを求めているとよくいわれており、サーバのレスポンスを早めることが重要と考えがちだが、実は違う。調査すると、実は「ユーザが知りたい情報にたどり着くまでの時間」が本来のニーズであるという調査結果が出た。複雑な検索の場合ユーザは平均10分以上の時間をかけており、サーバレスポンスの速さは誤差みたいなものである。それより、ユーザが知りたい情報、特に複雑な情報を知るまでにかかる時間を早くするための研究に力を入れているという話。 もちろん、サーバレスポンスの遅さは、その検索エンジンの利用自体を止めてしまう典型的な理由なので、危険では有るが、少なくとも、Live Searchにそのストレスはない。で、この話を、全体最適ってヤツだよねとなぜを5回の発想だよねとバカなまとめをした人は帰りましょう。実際に、こういう言われれば当たり前のことを、調査して示し、その調査事実に基づいてその解決のための研究に注力するという決断はどれだけ難しいことか。特に偉い人に頭の固い検索の大御所なんぞいた時には、やっぱり検索のパフォーマンスが大事だとか絶対いいそう。まだMSも捨てたもんじゃない。がんばってください。

EDS Japan社長インタビュー

要するにCMMIレベル3がオフショアでは重要って話。「標準化」「再利用」という意味の言葉をわかって使っている、EDS Japanの社長の話に好感を持てた。あと、オフショアにはリスクがつきもので、米国も欧州も5年前に散々苦労して今がある。日本の企業はリスクをとろうとしないのでわれわれにチャンスがあるというようなことをいいたげ。

FMVの裏側

在庫や仕掛品の滞留を防ぐ工夫がもっとも重要なんです、って記事。その中で驚いたのが、「在庫」となる資産を減らすために、ハンダなど細かい消耗品などは、自動販売機を置いて利用したいときに購入する形態にしているとのこと。つまり自動販売機に入っている間は、消耗品提供会社の在庫として、会計上処理されるのだ。なんか、それって胸張っていうことと違うんじゃないか?

サイボーズ

グループウェアパッケージとして、Notesの次のシェア。(Exchangeより上)。さらに中国ではやっているらしい。

FastLadder

LivedoorRSSリーダのまだ見ぬ次期海外版。昔から思うが、Livedoorはインターネットのインフラ(線からミドルウェアあたりまで)会社としては、相当高い技術力を持っていて決して虚業じゃなかったと思う。ただ、コンテンツがひどかった。あと、金融部門も強引過ぎたか。

看護師の最適配置サービス

ジェイソン・ランダー社。複数の病院の要請と登録された看護師を元に、自動的に看護師の病院配置、要員計画、シフトを自動的に決めてくれるサービスプロバイダ

セカンドライフ

あたらしいものには大概チャレンジするが、これはやってない。 しかし、珍しく日本でも結構既存のエスタブリッシュな文系企業層に認知されている。それが理由で成功するのか、失敗するのか。

マインドマップ

会社ではMindJetのを使っているが、家では、JUDE/Think!を買ってみようかなあ

外人はなぜカニのまねをするのか

外人はここは重要という時カニのジェスチャをするのはなぜかって話。あれってダブルクォーテーションをあらわしていたんですね。だから、エビのジェスチャをしても意味ないよというオチ。