王様プログラマから王様SEへ 〜 王様2.0

昔、メモリとCPUが逼迫していた頃、プログラマはどのようにしてメモリを使わず、CPUを如何に着かんわないアルゴリズムを記述するかによって高速に動作させるプログラムを作るかが腕の見せ所だった。それが、ハードの劇的な下落により、そんな要求は少なくなり、それよりコードの保守性や可読性こそが重要と言う認識になっている。これが俗に言う「王様プログラミング」だ。
 さて、オフショアである。今後どうなるか。王様する対象がプログラムではなく、開発全体に広がると見た。王様SEでいいんじゃない。同じプログラムを4つぐらい海外に発注して、同じ動きをするかチェック。これで品質を確保。すべて同じプログラムを10つ海外に発注して最初に来た1つを採用してテスト。これで納期を確保。発注者が要求を決めきれないなら、決まってない要求を全部設計する。決まったら残りはポイ。うわあ、王様だ。王様だから金もあまり取らない。それは困る。