怒る人に会う。フランス料理を食べながら。

 昨日はあったかかった。で、クリスマスが近いし、夜は神楽坂にある隠れ家的であることが売りのホテルフランス料理屋に。隠れ家的ってのは嘘で明らかに「隠れ家」。ものすごく迷って、2回ぐらい近くをうろうろしてようやく到着。というわけで、本当に隠れ家なんでいいところです。ホテルの中の店なんで料理の値段の割にはサービスが丁寧だし、かつおいしいし。
 




あと、この下にあるバーではJazzの生演奏をやっているのでそれも良いです。昨日はさすがにクリスマスソングばかりやってましたが。というわけでみなさまどうぞ。

で、


 そこで帰り際になんか怒号が。よーわからんが、別にその筋でもなさそうな普通の若いカップルがホテルの人にずっとものすごいでかい声で怒っている。20分以上ずっと怒っていたのでは。こっちのレストランのほうにも聞こえてくるしすげーうっとうしかった。 見てるとホテルの人はずーっと床に正座して相手の怒りに合わせて土下座している。いったい何をしたんだろうね。
 おれは基本的に怒るのは無駄なんであまり怒らない人なので、よくあんなにずっと怒れるなあと逆に感心してしまった。もう終電もなくなりそうな時間だったので、怒っている暇があったら建設的な対策を話し合えばよいのにねえ。ああいうのを見ると、やっぱり怒るってのは無駄ではなくて意味があるのかなとも思った。確かにおれも怒られると結構受け流しつつも面倒だからその場しのぎで相手の言っている通りにしてしまうからなあ。
 しかし、それっぽいビジネス本とか読むと感情的に怒ってはだめで、論理的に叱るのが大事とかよく書かれている。昔おれの直上司ですごい優秀な人だったが絶対逃げ場がないぐらいに論理的に淡々と追い詰めてくるのでしんどかった覚えがある。おまえは、海原雄山と対決でもすんのかい(この比喩の意味が分からない人は私にリアルに近い人まで)と思っていた。感情的に怒ってすぐ忘れるような人なら、そっちのほうがこちらに逃げ場があって反省もするし精神的にはよっぽど楽な気もするけどどうなんだろうかね。