ねじれ国会のなぞ

 自分は日経か東スポしか読まずあまり普通の新聞を読まないので政治に疎い。なのでわからんのだが、ねじれ国会ってなんだろうか。二院制小選挙区制による二大政党制である以上、国会のしごく正常な状態の一つであるはずなのに、その状態を異常系のごとく語りその状態であることが問題であるという話をしている政治家とかジャーナリストとかはかなり不思議だ。こういうことが起こることを気付かなかったのだろうか。たまたま衆議院が2/3以上の与党だからよいが、そうでなかったらテロ特措法とかどうしていたんだろう。それが異常系だというなら、一院制にするかもしくは選挙を同時にするしかなかろうに。
 おそらく過去はこういう状態は遷移中の擬状態であり与党と野党が自動的に再編成された正常系の状態に遷移するという前提になっていたんだろう。なんせ自民党社会党が組んで与党になったことがあるような国だ。しかし、この前の大連立の挫折でわかるように二大政党制になってそのような再編成が難しくなったということがあると思われる。逆にいえば福田さんは総選挙をしない限りいずれ党が割れてしまうということだ。そう考えると総選挙は確かに近いだろう。
実際、日本と近い政治形態のはずのイギリスとかどうなっているんだろうね。