みんな謝る今日この頃

 最近みんなあやまる。特に言葉の使い方について結構謝るよね。典型的な例がこうだくみ(漢字知らない)さんが言ったらしい、「35歳を過ぎたら羊水が腐る」って件。もちろん、真偽の点で偽という意味で意味論的に間違っているし、それを言われたら傷つく人がいる可能性があるという意味で語用論的にも間違っている。 ただ、本当に苦しんでいる人って、それを言われたぐらいで本当に怒るものなのか。
 自分も癲癇になって、「国から精神的障がい者と認定される」という意味で「特殊な特性」を持つ人間になった。実際それは定義的な意味だけではなく、現実的に様々な納得できないこともあるし、この病気になったことを憎んでいる。だから、たとえば、2chとかで癲癇の人間に対する間違った聞くに堪えないと感じる言葉を見て、絶望的な気分になることもあるし、それに対して怒っても世間的に問題ない人なわけだ。 けど、別に怒る気にはなれない。
 っていうのも、おれも癲癇になって初めて言われるほうの気持ちがわかったから、癲癇を体験的にわからん人が何を言っても仕方がないだろうと思うからだ。 俺よりもっと人生に苦しんでいる人がどうかはわからんが、傷つく対象でない状態から傷つく対象になった場合でいえば、言うほうの気持ちもわかるので直接的に害がない発言なんかに怒らないと思うんだけどなあ。どうだろ。