今日読んだ本

風邪でさらに雨なのでほとんど自宅で読書。
読了したもの

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

協力しない職場の問題を分析する理論的なフレームワークとそのフレームワークをもとに協力しているという職場例を分析している本。 用いられるフレームワークは、社会的交換理論、そして協力に影響を与える因子はインセンティブ、役割構造、評価情報で表せるという話。職場例としてはGoogle, 渋谷で働く社長のところがあがっていた。書いてある具体的な部分はよく言われる話であるが、分析に提示しているフレームワークは非常に興味深い。ちなみに自分の父親に聞くに昔会社には結構のりしろというか結構何もしてない人とかも普通にいたらしい。本当、単なるテンション担当な人もいたぐらいで懐の深い時代だったんだねえ。これは高度経済成長のなせる技だろうから、そっから同じことをやるわけにも行かないが。大阪府知事の本。結構実践的なテクが書かれているが、重要なのはこれをしれっとやれるかどうかの腹の据わり具合だと思われる。こちらがほとんど苦労せずに相手にものすごい利益を与えてあげたように言って譲歩を勝ち得るというのが彼の基本のようだ。