今日読んだ本

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学

爆笑問題のニッポンの教養 哲学ということ 哲学

 野矢茂樹爆笑問題の対談。野矢が爆笑問題に対して、哲学とは新規な主張、発想やアイデアを披露することがよいわけではなく当たり前の問題から当たり前の結論にたどり着くまで愚直に考え抜くことである、ということを丁寧に議論して納得させている。新規な主張をウリとする爆笑 太田にとってはこの対談は不思議な感じだったかもしれない。野矢は哲学初心者の爆笑に対して具体的な問題として「心とは何か」、さらにこの問題を考える上で補助線的に「蛇をあなたはどう感じるか」という問題を示し、具体的に太田の頭で考えさせるという手法をとっている。抽象的な議論や同意しないままの価値判断基準でのレビューなど空中戦になりがちなソフトウェア開発の現場でもこのような進め方は使えるかと思う。しかし、やっぱ野矢茂樹はすごい。太田に自由に発言させつつ完全に論理的に一貫した物言いで納得させている。さすが、俺がうすた京介の漫画の次に著書を買っている野矢先生だけある。