原価ベースのプライシングと価値ベースのプライシング

 これから、SIベンダはシステムをコストではなく、価値ベースでプライシングをすべきだといわれている。そうでないと、開発規模や工数などに比例するコストべースのプライシングであると、原価低減の意味があまりなってしまうため、結局かけれる原価に儲けが依存してしまうからだ。その通りだと思う。
 で、価値ベースのプライシングを導入すべきということになる。しかし、たとえば、銀行の処理における手数料。どうみてもATMで機械化すると一回のコストは窓口より安い。なので、ATMでの手数料が窓口の手数料と同じなのは納得がいかない気がする。これはつまり、お客さんの立場で言うと、銀行のコストの差でプライシングを変えてもらえないと納得いかない感情が残るというわかりやすい例だ。つまり、価値ベースのプライシングはお客様への説得が困難ということだ。

 この認識の差を解消して価値ベースのプライシングはできるのだろうか?実は、経済学の基礎的な知識でこの差を解消する方向性はわかる(というか、認識の対象が異なることがわかる)のだが、それはなんであろう。

 答えばCMの後で。