てんかんのすごいところ

 そういうわけで、てんかんになって7年ぐらいか。こういう病気になって何が困るかを書いておく。本当に、世の中の他の人にはこういうことにならない人生を送るようにしてほしいとおもいます。

  • まず、発作だ。自分は2chとかmixiてんかんスレを見る限り相当の軽症だ。それでも、一度てんかんの発作が起こると本当に周りに迷惑がかかる。会社で、「あ、これって俺のためだけに決められた規則なんだな」と思うことが掲示されていると結構落ち込むが、落ち込んではさらに周りに迷惑がかかると思うと何もできない。
  • 次に副作用だ。これは、なってみないとわからない。おれも自信過剰な人間だったので、この病気にかかるまで、眠たいことを言っている人は残念な人とおもっていたが、すくなくともそういう感じになると、そういう態度をする人の存在がいかにつらいかがわかる。けど、それでも眠たいことを言っている人には、そういう態度をしてしまう自分が嫌だが、そのあと相当落ち込む。
  • 最後にいうと一番驚いたのが社会的差別だ。 差別って差別される側のエゴだとばかり思っていたが、これはなってみないとわからない。てんかんというだけで、この7年間、向こうが何気ない一言と思っている言葉こそ、胸に突き刺さり、つらいということがわかった。もちろん、言っている人が何気ないということはわかっているので、何もいわないが、正直これが一番きつい。おれ自身はそうじゃないぞ、と心で叫びながらも、そういう人が多いですといわれると何も言い返せない。これはつらい。あと、結構、車の免許とか生命保険とか献血とか普通に世の中の人ができることができないのも驚きではある。

というわけで、『結構大変なてんかん』の時間でした。