普通のおじさんコリン・パウエル氏のデジタル体験談

この人、人間くさくかつアメリカンジョーカーでええなあ。このエピソードだけ見るとこの人が大統領になってほしかった気もする。
普通のおじさんコリン・パウエル氏のデジタル体験談

Powell氏が国務長官を退任し、普通のおじさんに戻った日の朝、彼は妻にこう言った。「今日から新しい人生の始まりだ。もう私は朝5時半に起きて6時半に家を出ることはないよ」と。すると妻はその場で固まり、「この人はなぜ今まで長い間結婚生活を続けて来られたのか知らないのかしら?」という顔をした。それを察したPowell氏はあまり家にいてはいけないと思い、スポーツカーのコルベットを購入したという。

Powell氏がデジタル人間になろうと努力する理由のひとつに、「14歳の孫とコミュニケーションしたい」ということがある。メールで孫とのやりとりを楽しんでいたPowell氏だったが、最近では孫からメールが来なくなったという。その理由を尋ねると、「もう普通のメールなんて使わないよ。携帯電話でのテキスト(ケータイメール)のやりとりか、Tweetする(Twitterに投稿する)くらいだね」と孫からの返答

なおPowell氏は、Time誌で「優雅に年を取ったアメリカ人男女5人」の1人に選ばれた人物でもある。その後AOLにて5人の順位を決める投票があったそうだが、「30個の新しいスクリーンネームを作って自分に投票した」という同氏なりのデジタル活用法も会場で公表した。結果は残念ながら2位に終わったそうだが、1位がPaul Newman、3位がRobert Redfordと、大物ハリウッドスターの中間に入ったことで、「まぁ彼らの間なら悪くないかな」と納得したそうだ。