ITシステムのモダナイゼーション、二つの落とし穴
ITシステムのモダナイゼーション、二つの落とし穴
従来型モダナイゼーション手法は大きく、「プログラム改善」「ラッピング」「リプラットフォーム」「リライト」「リビルド」「リプレース」の六つに分けることができる(図2)。コストの発生状況や改修要望への対応スピードといったビジネスニーズへの適合状況、競合他社との差別化要素になる機能領域か否か、さらにシステム規模(コードボリューム)などのポイントを現状分析フェーズで明らかにした上で、各手法の中から選択することになる。
この観点は非常に面白い。覚えておこっと
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顧客との個別契約や関係性を重視し、契約締結前の生産着手や仮設定による単価発注など、非定型な個別要望を業務に精通する担当者が一つひとつメインフレーム上のアプリケーションとして実装してきたからだ。このような基幹システムは、本来のSoRに顧客との関係性を重視するSoEの要素を多く取り込んでいる。