郵政公社、ゆうちょ銀の基幹システムをNTTデータと日立から調達

郵政公社、ゆうちょ銀の基幹システムをNTTデータと日立から調達

 [東京 12日 ロイター] 日本郵政公社は12日、10月の民営化で発足する「ゆうちょ銀行」の基幹システムについて、NTTデータ <9613> と日立製作所 <6501> から調達すると発表した。金額は保守なども含めて220億円。日立が開発した旧UFJ銀行のソフトがベースになる。
 5月31日の入札には、NTTデータと日立の連合と、日本IBMが応札。日本IBMの価格325億5000万円に比べてNTTデータと日立の価格が低すぎることから、日本郵政公社は落札を保留。調査の結果、NTTデータと日立の価格に問題がないと判断した。

 この記事を信じる限り、日立は、旧UFJ銀行システムのソフト資産の一部の著作権UFJに渡していなかった(もしくは買い取った)んだな。普通システム作ると、設計書やらソフトウェアやらは、相手の著作権になるのが普通と思っていたが。N稼げそうなシステムに関しては、重要な部分の著作権をこちらに持つべきだということか。この点は、SPLの考え方に近い。日立って、特許とか著作権とか商標にやたら細かい会社というイメージがあるが、細かいだけではなく、役に立つ著作権戦略とかしているのだね。