「APIファースト」の本質--なぜ銀行がAPIを公開するのか
「APIファースト」の本質--なぜ銀行がAPIを公開するのか
ソーシャルネットワークに代表される、いわゆるインターネットサービスが競ってAPIを公開した結果、開発者の間には「公開されているAPI」に対する、一種のベースラインが確立している。
それは例えば、開発者がふだん慣れ親しんでいるAPIの作法(RESTfulなアーキテクチャ・スタイル、JSON、OAuth/OpenID Connect、 JWT)や、開発者が期待するAPI周辺のサポートのしくみ(インタラクティブなAPIリファレンス、サンドボックス、コミュニティ・フォーラム、SDK)などである。
現在のAPIによるサービス連携では、エンドユーザーが自発的にサービスを組み合わせるやりかたが当たり前になっている。
例えば、複数の金融機関が管理する口座情報を、フロントエンドを提供する別のサービス事業者が集約するケースでは、エンドユーザーがサービス事業者に対して口座情報への参照を許可するための手続きが行われる。逆に言えば、エンドユーザーの同意なしには、API連携が成り立たないかたちである。
そのビジネス・モーメントを捉えて、顧客に対してその瞬間に最も必要なサービスを提供するためには、当然のことながら一事業者単体では不可能であり、異なる事業者が提供する複数のサービスを、エンドユーザーと協力してつむぎ合わせていかなくてはならない。
単一の事業者が直接的にすべての顧客接点を有する「オムニチャネル」から、ときには他社の顧客接点をも活用して常にエンドユーザーのニーズを受け止めるための「エコシステム」の確立に、APIは欠かせないものとなるのだ。
あなたの銀行が顧客の日常になるには
あなたの銀行が顧客の日常になるには
As technology continues to forge pivotal changes in banking, it is also offering banks a perfect, though small and closing, window to a thriving digital future.
Now is not the time to wait and see what happens. Banks can direct today’s technology innovation to shape the industry, their workforce and their partnerships in ways that find value in the disruption and deepen their role in consumers’ lives.
Ops 4.0: データ分析によって生産性を20%上げる
CA、日本進出20周年で放つ「3本の矢」--2018年度の事業戦略
CA、日本進出20周年で放つ「3本の矢」--2018年度の事業戦略
- CA Technologiesは「モダンソフトウェアファクトリ」構想に基づいて今後数年間の中核になるという3種類の製品を投入する
- 工場では各製造工程における自動化を通じて高品質なプロダクトを迅速に市場投入しているように、「モダンソフトウェアファクトリ」では、ソフトウェアでもアジャイル開発やDevOps、マイクロサービスを活用して、これを実現していくという
- 下記三種類のソフトウェアを投入
CAというと、いろいろそれっぽい製品を出しているけど、日本でのデリバリー体制が弱く、結局ArcServerだけの会社というイメージだったが、なんだかんだで20年続いているんだね。今でも自分の中のイメージは変わらないが。