売ること

今日,いつものように,人形町のココ壱で4辛カレー+辛とびスパイスかけまくりで食事.

後ろに座っていたのが,とある20代の健康食品メーカーの営業の方々.

とりあえ,うるさいのだが,その一人がエースのようで,なぜそんなに売れるのかって話をしていた.

「お客さんに,納得してもらうように説明することだ.(なんか忘れたけど) XXを飲めばYYになります.あなたYYになりたいですよね,じゃあXXをどうぞ,と言って説明するんだ」
「へー,やっぱ高橋さん,論理的ですねー」と女子の社員から羨望気味の声.

っていうか, 彼の言っていることは,命題論理で言うと「A ⊃ B, B. よって,A」と言っているよな.

おいおい,そんな無茶な展開の話をよく得意げにするなあ.そんなの高橋論理だけの世界だろ(様相論理の一種か)

けど,彼が売れていることはどうも事実らしく,彼がカレーと全員分のアイスコーヒーをおごっていた.

私は,物を売るってことはこういうことなんだと思った.( いやみじゃなくて),おれは正直彼の理論を相手の目を見て話すことは出来ないだろうなあ.

最近,同期と「でっかいことをきちっとする種のシステムインテグレータが,ちっちゃなところに対してNを稼ぐにはどうすればいいか」って話をしていて,大局的部署にいる人の意見では,「とにかく売ろうっていう姿勢がないから無理」という話であったが, とにかく売るってのはこういうことなのかも. あまり論理的な整合性ばかり考えてもだめなのかもね.