リスボン 5
昨日は写真の庭園のところで,11時近くまでバンケット.ヨーロッパの人,体強すぎ.
で,今日で最終日.
今日の基調講演は,2005 ACM SIGSOFT Outstanding Research Award
Engineering Distributed Software: a Structural Discipline by Jeff Kramer & Jeff Magee
この人たちは10年以上前から,分散システムのアーキテクチャモデルの研究をしている.システムをコンポーネント+アレンジメントとしてモデル化して捉えるとか,そのモデリング言語とか,モデル化されたアーキテクチャの特性の検証や可視化だとか.
EJBの考え方が似ているなあと思ったら,歴史的には,EJBがまねしているだけだそうだ.
IWPSEの基調講演も10年間システムのリエンジニアリングについて研究した結果について話していたし,どちらも,今聞くと当たり前のような話だが,10年前から続けてきた重みというのがあるのだろう.
テストとバグローカライゼーションの発表が関連することもあり,興味深い.改めて論文を見直す.
あと
KenyaEclipse
論文はこっち
Javaのソースコードのコード解析をして問題のある記述を自動的に解析,修正候補を出すっていうツール.
- この内容でもFSEのツールセッションなら出れるのか.
というのが正直な感想.
作った本人と話したら,
- チェックルールはすべてクラスで実装->ルールを増やすのが面倒
- ルール数は極端に少ない.PMDとかFindBugsの方がその点では上->機能的には?
- 構文木変換で可能な修正しか修正できない->それなら俺らもやってる.
あたりがしょぼいかも.
とりあえず,ソースコードも含めて自由に見て,使ってくれといってたので,中身をのぞいてみよう. Eclipseの電球に表示して,コードの修正ってあたりのコードの書き方として参考になるに違いない.
- -
というわけで,明日お帰りか.
同僚の人たちのblogとか,キックオフ直後に海外行きでいきなりペンディングにしてしまった某組織のこととか,ずっと一緒にいた某さんからの仕事内容ややり方への貴重なだめ出し+要望たとか,いろいろ考えさせられ,そして具体的にやらなあかんなあということが多い.
自分自身の最近をみると,自分のワークスタイルすら変えれない人間が,他組織のワークスタイルはおろか,自組織のワークスタイルについても物申すなんって,片腹痛いと思われても仕方がない.と思ってしまう.まずは自分のスタイルを変えないとな.
とりあえず,某所から得た"Techniques To Manage Procrastination"を自分の机に張ってみるか.