要件定義についてフォードが本質を語る

量産型の車を作った自動車王ヘンリーフォードから

“If I had asked people what they wanted, they would have said faster horses.”- Henry Ford

これいいね。(見たのは、病院の雑誌置き場にあったプレジデントというオチがあるが)。要するにお客様のうわべの要件だけでなく、本当の要件を見極めなさいってこと。

ヘンリーが、トムに「ヘイ、トム、今何がほしいんだい?」て聴いたらトムは、「そりゃ力強くそれではやい馬に決まっているいるだろ」、一方、「あら、フォードさん」「どうも、ジェニファーさん、なんですか?」「買い物のショッピングセンターが遠いのよね。早くてのりやすい馬をつくってくれないかしら」
(# 現実のヘンリの伝記に基づいてインスパイアされた筆者の創作)

フォードはそれらを聞いて、車を大量採算すれば必ず売れることを確信したといいます。つまり、お客さんが真に必要だったのは速い馬ではなくて、早い移動手段だったのです。しかし、当時、顧客が移動手段として考えるクラスは馬しかなかったのです。新しい移動手段のクラスが存在するということは顧客の発想にありません。フォードには車という移動手段のクラスの概念がありました。ですので、フォードは、このクラスが顧客に受け入れられるかという観点で話を聞いたのです。このことが、最大の車会社を生んだのです。顧客に対して要求を聞くにしても、聞く側にさまざまなシーズや知識があるかどうかは重要であるということができます。
ま、そんなわけで、アメリカのWebサイトには結構名言ライブラリがあって面白い。