新しい薬

 静岡のてんかんセンターでの診察で新しい薬体系で治療を進めることにした。早速先週の月曜日にその処方の薬を銀座のかかりつけの医師にもらう。しかし、新しい薬も効果を発揮するまで2週間ぐらいかかるらしいのと、そもそもその薬も副作用が激しくきつい。
 頭と消化器系が死んでいる。効果が発揮され、副作用に慣れだすと、調子はよくなるようだし、この一週間確かに調子は良くなっている。
 まあ、病院で「すぐ死ぬような病気じゃないのでゆったりしてくださいな」といわれて、ちょっと落ち着く。
 多少誤解を招く表現だが、あの病院に行ってほかの患者さんを見た瞬間、俺って超軽症の患者であるというのはわかったからな。そもそもあんな田舎にあること自体何かある。ほとんどの人は付き添いの人がいないとたぶん病院にこれないような人ばかりだったからなあ。ただ、そんな患者ばかり診ているあの病院の先生にとっては超軽症なのかしれんが、俺の中では非常に大きな問題なのだ。
 そのあたりの気持ちは重病の患者ばかり見ている先生は理解するのが難しいと思うから、それはこっちの気持ちで解決するしかないんだろうなあ。