新橋で見るポスドク問題

 ポスドクの就職先が見つからないと言う問題は今や大きな社会問題である。実際、つい最近も「<ポスドク>1人採用で5百万円…文科省が企業に「持参金」」というような記事があり、私はその程度で解決するのかと疑問視した次第である。
 結局のところ、この問題の本質は、マスター卒の人間は社会にとって価値があるがドクターを取得した人間は社会で役に立たない、と多くの企業が考えている点であろう。
その考えは多岐に渡る職業の場で浸透している。実際、ドクターを取得し院を卒業してしまった場合、その人に価値はないと考える企業はサラリーマン社会の中心新橋界隈でも存在する。今日はその一例を示そう。

↑ChouChou 新橋店
しかし院生がいることを強調したキャバクラも珍しい

# ついでに思うが、ポスドク問題は社会の責任である一方派遣村の人たちは村民の責任、という人がまわりにいるが、悪くい言えば自分の始末を計画的につけれなかったという意味では一緒な気が。もちろん社会的構造変化による被害者という意味でも一緒。