混ぜるな危険

 さっきまでお風呂の掃除をやっていた。相当汚かったので、混ぜるな危険っぽい種類の3種類ぐらいのものを駆使して1時間。われながらかなりきれいになった。
 しかし、換気扇全開にしていたものの多少気分が悪い。混ぜるな危険は本当であったのだ。
 実際、ちょっとでも科学の知識がある人は、混ぜるな危険というのは、要するにカビ取り用の塩素系洗剤と普通の酸性洗剤が混ざって塩素が発生して危ないってことだろってなもんで、まあ無茶しなければ死なないだろぐらいに思っていると思う。実際、たぶんそう簡単には死なないぐらいであるはずだ。だから、俺を含めてみな気軽に一緒に使う。
 しかし、今回の例のようにやはり混ざると気分が悪くはなるのだ。
 そこで一計を思いついた。そもそも「混ぜると危険」とか言われると、混ぜると危険な分相当強力な洗浄能力を発揮すると思うというのが根底にあるのだと思う。ぜんぜん例えになっていないが、フグがうまいようなものだ。
 だから、「混ぜると洗浄パワーが驚きのしょぼさに!!」とか「混ぜるだけで漂白パワーゼロ。むしろ汚れる!」とか書いておくとよいのだと思う。そうすると誰も混ぜようとしないだろう。