全銀協、広域IP網版の「全銀プロトコル」公開--ISDNなどの終了を視野
全銀協、広域IP網版の「全銀プロトコル」公開--ISDNなどの終了を視野
新たな全銀プロトコルは、既存の全銀プロトコルが企業と銀行や銀行間だけでなく、企業間のデータ交換にも使用されている実態を踏まえ、全銀プロトコル(TCP/IP手順)で規定された電文シーケンスや電文制御手順を踏襲している。
一方、広域IP網では通信内容の盗聴や改ざんといったリスクに対するセキュリティが必要となることに加え、利用者によってセキュリティへの要求水準が異なることから、用途に応じたセキュリティ対策の実装や運用ができるように自由度を確保。具体的な対策方法例には、全銀プロトコル(TCP/IP手順)の電文シーケンスや電文制御手順に影響を与えないL2TP/IPsecやIPsec、IP-VPNなどによる閉域網を挙げている。
全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)の構成