クリーンルーム手法

ソフトウェア仕様の形式化の一手段としてクリーンルーム手法(たとえば、これ)がある(そうな)。
特徴としては
・ インクリメンタル開発
・ 段階的詳細化
・ 関数等価性の検証
・ 利用モデルに基づいた統計的な品質保証
などを特徴としている(Ref 「要求工学」 共立出版7.4) キーワードを見ているとXPやMDAの源流を垣間見ることができる。

上記参照に掲載されていた適用事例による生産性の報告の表(表7.1)は驚愕に値する。
たとえば、IBMのAOEXPERT/MVSに適応した事例では生産性は

「486行/人月」

である。

つまり、

一日25行 + 土日は休み

である。

XPの週40時間ってプラクティスを圧倒的に凌駕する余裕のかまし方。 ほとんど一日中asahi.comとか見ていても、10時に会社に来て昼ごはん11時に食べて寝て午後3時ぐらいから初めても何の問題もない。
この表は「適応してみたら、生産性は驚くほど悪かったんですが」と言っていないか。

この表は明らかに何か誤解を招く(多分俺が何か捕らえ方を間違えているんだろう)表なので直したほうが良い。
#なんだろうなあ、(形式的仕様の存在のおかげで)「ほとんど(手で)コードを書く必要がない」っていうことが言いたいのかなあ。 それとも実装工程以外も含めた値なのかなあ