書を捨て街に出よう

研究者よ町を出ろ
IBMのトップ頭脳を野に放つことで,研究者がリアルな世界の難問を解決したり,新しいビジネスを開発するかもしれない。また,研究者たちの研究努力を市場や顧客のニーズとすりあわせることで,ITサービスの可能性をさらに高め,未来の市場を厚くするかもしれない。「解決が最も困難で,最も挑戦しがいがあるのはサービス分野」と,パルミザーノCEOは言う。
カタギの時代は終わりとか.
今のIT業界に山積されている課題の多くはニュートン力学的な方程式で解けるようなテクノロジーの課題ではなく、もっと泥臭いヒューマンな課題になってきている。もっともっと柔らかい頭が必要になってきているのだ。これからのテクノロジストは、アーティスト的・人間国宝的な一握りの硬派スーパープログラマーと、もっともっと上のアプリケーション・サービスレイヤーで方向性を示せる軟派スーパービジョナリストの2極双璧で構成されることになることは疑いようがない。
最近,今年度から来年度以降の研究テーマを考えさせられている(考えなければならない)のであるが,どうも「現在までの研究的プロセス」を踏襲するスタイルで会社にとって今価値のある研究をするという内容のイメージがさっぱり浮かんでこない.引用にあるようにもっと研究って殻をとびこえる視点を自分で開拓していかなければならないのか.
しかし,江島さんってebXMLの会議でお会いしたときは,茶髪の若い人ってイメージだったが,すごい活躍しているなあ.私も彼と同じようにどちらかというと「アンチMSではない」という部類だが,彼のように自らの経験から導いた価値観ではないので,いつも揺れまくっている.