なぞはちょっと解けた

見ている人に関係者がいたら大変申し訳ないのだが.選挙戦について.

20年前ぐらいから,選挙に関しては大きな疑問がひとつあった.「なぜ,共産党は絶対通らないとわかっている候補を全部に立てるんだろう」ってこと.

昨日やっと自分なりに納得できる解釈を発見した.

多分かれらにとって選挙は,大規模な「成果発表会」なのである.間ぁ違いない.
つまり,落ちようが,通ろうが,どの程度,票を取ったかで,その党における内部的な評価が決まるのである.なぜかというと,選挙というのは「もし通れば,それは明らかに成果であり,票数は,その明示的な成果にどの程度近かったかを定量的,客観的に表せる指標」だからだ.よって,彼らは内部的な評価を得る目的で,議席を確保するという本来の目的のための収支をまじめに考えると,無駄としか思えない選挙費用を使っても,アリなんだろう.もちろん,内部では,ボロ負けしつづけても選挙にでるべき,定性的には間違ってはいない,それっぽい理由付けの言葉がたくさん蓄積されてきたことは予想が付く.

本当ににこうだとすると,典型的に硬直化した組織だと思われるが,そうもいかないので,今後変わるのだろうか.