kamzine(歌夢人) - ベストな50代を迎えるために
雑誌の売り上げは誰をターゲットにするか,そしてそのターゲットに対してぶれずに興味を引く内容を書き続けるかという点に尽きる.うまくいかない場合は,当然ターゲットをシフトチェンジをして,てこ入れを図る.うまくいく場合もあれば,だめで消えていくものもある.
たとえばAERAは, 5,6年前に30-40台の働く女性にターゲットを絞ってから売れ出した(と朝日の知り合いが言っていた)し,YOMIURI Weeklyは見れば明らかだが,以前はAERAと同じ女性にターゲットを絞って失敗し,お受験なガキと住宅ローンを抱えていそうな世代の家庭向けに2,3年前にシフトチェンジしてアイデンティティを確立している.
で,今,kamzineがアツイ.東京メトロで中吊りをやっているから知っている人も大いに違いない.
以前は,40代の音楽ファンに昔の音楽やアーティストの情報を発信する雑誌でCDとかも付けていたが,売れなかったらしい.そこで,もう少しその世代の「今後」の「生き方」に踏み込んで生まれ変わった.
で,この雑誌のコンセプトは,「ベストな50代を迎えるために」なのだが,
今月号の主な内容は,
- 特集! 「郷 ひろみ 大研究」
- 新連載! 「森進一 物語」だ.
特集は、華麗に芸能活動を再開させた郷ひろみです。復活と同時に離婚したことも明らかになりましたが、50歳を目前にしたひろみが、これからどんな“郷ひろみ”を演出していくのか、興味深い内容が語られます。さらにもうひとり、家族と別れて新たなスタートを切る歌手、森進一の新連載「森進一物語」がスタート
彼らの生き方は芸能人としてすばらしいかもしれない.しかし,一般的な50代に対して,「ベストな50代へのマイルストンは離婚」と取れるような紙面づくりが有効という結論なのか,これは?30代独身では全然理解できず.
また,
6号からは特典CDを発展的に解消,定価650円とさらにお買い得となりました。
つくづく分離が好きな人たちのようだ.
っていうか,50代なめられてないか.
そのほか
- 好評連載! 92歳 森繁 久弥 の連続インタビュー
好評なのに連載が終了しないように切に祈りたい.