本三昧の日々
何かこの3連休、銀座ブックファーストに出勤、近くのスタバとかにたむろして、本ばっかり読んでいた。
日本の経済を裏で支えた人の話、その中で一旗あげようともがいて消えていった人の話、その中で消費されていった人とそれを消費した人の話、最後に経済を超越した世界があるらしい人の話。結構スケールの大きい、マクロな視点の話が多い。こういう話を読んで書かれていることを理解すると、自分もそんな世界にいる錯覚にとらわれる。その結果、これらの本の情報から自分の脳内に構築された世界のモデルを持つようになる。で、その世界のモデルに対する自分の意見なんかを持っちゃったり、さらにいえば、その意見がすごいものだとか思っちゃったりして、意見を公開しちゃったりするようになる。けど、んなことしても、実際のインスタンスに対しての何らかのアクセス手段を持たない限り、単なる脳内の遊びでしかないんだよね。 現実は、「あー、明日中にやってなかった事務処理やらないと」とかまるで日本の将来とは関係ない処理に追われる一日が待っているわけだ。そういう意味で、結構世の中の主張blogの大半は、なんでそんなに大事な主張しているんだ、あんたはその問題に関しておそらくまったくをもってステークホルダでないだろ、と不思議なのだが、なんでそれでも書いているんだろうか。(俺もそうだが)もっと、現実に目を向けないとなあ。
#とはいっても今のハヤリの言葉でいうとロングテールというのか、ほとんど0に近い関係性しか持たないステークホルダをかき集めることによって、それなりの関与が出来るようになる仕組みってのが整備されるようになるんだろうねえ。そうなると、一見関係ないと思うことも意見を持つことに意味があるのかもしれないなあ。
- 作者: 竹中平蔵
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 単行本
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- 小泉首相は、少なくとも竹中さんにとっては理想の上司だったそうな。とにかく命令がブレないというのがよかったらしい。
- 少数精鋭で一気に決める、絶対曲げない原則、ボトムラインを決める、スピード重視
- 武部さんは牛の全頭検査システムを作ったすごい人らしい、悪い印象を与える文言で名指しされている主な政治家は麻生さん、堀内光雄さん、野田さん
- 郵政民営化はアメリカの陰謀ではないらしい。
- 作者: 大鹿靖明
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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- これを読むと、ホリエモンって、事業を育てる能力はなく自分が統括するポータル事業は崩壊していたし、自分大好きで人を思いやる能力もなく人望がなかったし、儲ける能力もなく粉飾に走るしかなかったし、宮内さんに馬鹿にされていたし、村上に操られていたし、いったいお前はなんですかいという感じに書かれているが、じゃあ何であんなに金を儲けることができたんだろうか。メールを一日5000通読めたからだろうか。あの本立ち読みしたけど、Outlook Expressのショートカットキーの使い方ぐらいしか書いていなかった気が。
- 作者: 須田慎一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/09
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- 物語は舞鶴の惨状から始まる。筆者は、中心街が寂れ、サラ金だらけになってる舞鶴を紹介する
- 現在のサラ金の主な典型的利用者は20代年収200万から300万の人。
- サラ金を借りてリボ払い的にずっと金利を払っている人って、要するにサラ金会社から50万資本提供を受けて、ずっと一定の利益をサラ金会社に渡し続ける優良会社みたいなものなわけだ。しかし、その人にとって、50万の資本がないと、利益を出せないわけでもなかろうに、なぜ返さない。サラ金返せなくなるまで借りちゃう人は、まだ理解できるが、「ずっと、ちゃんと返し続ける人」ってのがもっとも理解できない。
- 作者: 手嶋龍一,佐藤優
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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