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バランススコアカード戦略マップについて考える(2)へのメモキーワード

話をまとめは後で。全然日本語にならないが思いついたことをリストで。エクセグラン抜きの頭はやたらイメージばかり出てきて、話がまとまらないのであった。エクセグラン以外にもテグレトールとかアレビアチンも今から思えばひどかったなあ。この2,3年基本起きている間に眠かったのはやっぱ癲癇の薬の副作用なんだよねえ。癲癇発作が起こらないように起きている時に効果があるように飲む->昼間眠い->夜は全然寝れない->だからさらに眠い/酒を飲む-> 次の日眠い->なのに薬でさらに眠い->ループ。悪循環構造問題。リバイバルが必要。困ったもんだ。<<忙しいビジネスマンのための要約>>

  • BSC戦略マップの本質は、企業の損益計算書で表せるような「一年レベルの利益向上」(財務的視点はあくまでこれ。だから他の視点と足せる)ではなく時価総額、すなわち企業の半永久的なキャッシュフローの総額に起因する企業価値、の向上を最終的な指標として、どのような戦略実施すべきかを管理できることである。4つの視点は、どのように時価総額に影響を与えるかについての算出モデルの差異から便宜上分けた象限に相当すると思われる。たとえば、将来の財務的状況は決して財務的視点から見た戦略から求められるメトリクスからは出てこないから、他の視点の戦略から出るメトリクスと組み合わせて便宜的に扱うわけだ。このツールの優位な点は、管理を「現時点で把握できる」定量的データから、本来予測が難しい時価総額を算出できるモデルを容易に構築できるようにした点であろう。(DCFモデルによる株価の理論価値計算を考えると意味がわかると思う)

なんか当たり前の結論でお恥ずかしい。
考えの過程を書いておくと素人がどのように思索するかがわかると思うので整理して残しておこう。

  • イントロダクション:メタファ:「バランスの良い食事」は具体的にどのような食事なのか。どのが決まったとして、そのバランスは何を持って定量的に評価されているのか。
  • イントロダクション: インパクト・クオート:"Price is what you pay, value is what you get" - Warren Edward Buffett
  • ところで、国内総生産=雇用者所得+営業余剰+その他もろもろ。だから経済成長率の予測には家計の消費支出を予測する指標と企業の設備投資を予測する指標を線形に合成し、国内総生産の予測をする。もちろん、国内総生産を雇用者所得と営業余剰に合成するというのは上記の依存関係を考えたら無意味で馬鹿な話。
  • 一方、BSC戦略マップにおける財務的視点に従属するKPIすべてを線形に合成する不思議。
  • 結局、財務的視点の戦略KPIが本質的な管理したい指標ではない。
  • バランスとは財務的視点の戦略だけではない他の戦略もバランスよく実施するということ。じゃあ、バランスしているという判断基準の価値観は?
  • つまりバランスとは。基本に立ち戻って考える。本来の企業が追求すべき価値は?今の基準では時価総額だよな。
  • 時価総額とは何か。基本に立ち戻って株の理論株価をDCFモデルで考えれば、永続的な企業の毎年のたたき出すキャッシュフロー金利を利用して現時点価値として積分したもの。つまりこれを最大化する戦略がバランスのある戦略なのか。短期的な利益を追求するのがバランスではないのだな。
  • つまり、「全体最適」 S君のいう話のとおり。
  • 実際DCFモデルは結果系による理論株価計算だから、理論株価の予測には全く役に立ちそうにない。経済学的なメタファを使えば「潜在経済成長率」を求めるようなモデルが経営戦略には必要なはず。
  • そういえば、確かに、短期的、現時点で把握できる財務指標だけ管理していると、この積分的な価値が算出できないよな。戦略マップの本質的に求めたい価値はこれか。
  • おそらくBSC戦略マップの仮説は、4つの視点に配置された個々の戦略を表すメトリクスをうまい具合にひとつの数値にすれば、それが積分企業価値を表せるはずだというもの。4つの視点での戦略->メトリクスとしてのKPI->定められた線形な合成の結果が積分企業価値を表せれるはずだということ。
  • いうなれば戦略の集合をバランスシートの「資産」として捕らえる発想。 だから「バランス」スコアカードなのかもしれない。
  • 特に重要視すべきことは「現在測定可能な」メトリクスから「積分的な企業価値」を出すためのモデルを構築できること。後付の理論でない、現状の把握から戦略を決定できるモデルであること。
  • 結論:やっぱりBSC戦略マップは戦略の順序関係ではない、おそらく因果関係を知りたいわけですらもない。積分企業価値を算出するためのフレームワークを構築するツール。それが本質に違いない。
  • じゃあ、因果関係の矢印は何を意味するのか
  • 多分、KPIの合成の厳密性に必要なのでは。おそらくこの考え方は株の現代ポートフォーリオ理論などを基盤にしているんだろうけど、そうだとすると、KPIの合成には各項目の依存性の排除が必要になると思われる。その場合、戦略の関係性からKPI同士の共分散を求めるために必要なのではないかな。そのあたりは、よくわからんけど。
  • 最後に、良いBSC戦略マップの評価はどうするの? ひとつのアイデア。その戦略マップから最終的に導き出されるスコアが株価(=積分企業価値=半永久的な企業のキャシュフロー)を追従できるか。
  • けど、今までの議論のように株価視点でしか本質的には評価できないとしたら、「研究開発」のバランススコアカードとかは何をもって「バランス」だとするんだろうか。。。「バランス」の価値観を確固たる物とする新しいブレイクスルーが必要なはず。

ちょっとゆっくりまとめたい。