ゆう君には夢がない

 先日とある非常にお美しい女性とご飯を食べていて,俺の今年の目標,ひいては将来の夢はなんなのか?って話になった.最近の健康状態および元々の下流社会マインドの私としては,「日々健康に暮らせて,最小限の努力で,楽して現状ぐらいの生活でのうのうと暮らせること」という意味の正直な感想を述べた.ここで,彼女が「ゆう君には夢がない」などと言おうものなら,大変なことになったわけだが,心優しい彼女がそんなことをいうはずもなく,そもそも俺もそういわれても別に何とも思わない.
 ただ,コンピュータ業界の端くれにいる人間の行動規範として,「楽するためなら全力で努力することを厭わない」というのがあり,私のその目的での努力は惜しみたくない.最近思うのだが,この10年の苦しみを,今考えると,すべき努力は「企業の中央研究所の持つべき価値原則の可視化とそれの実践的証明」ということになるのかなあ.とはいっても自分の後輩がみんな心強くやってくれているので,おれは楽して現状ぐらいの生活は維持できるかもしれないし,順調に排除されて九州さんと呼ばれるようになるのかもしれない.それは河の流れに身を任せよう.