In Berlin

というわけでホテルの無線LAN回線サービスから。世の中便利だねえ。まったく。今ベルリンは仕事開始日の朝7時これから、仕事場へ気が重い。
それはそうと、飛行機の中で、「地下鉄(メトロ)に乗って」という映画を見た。浅田次郎原作の小説の映画化ということ。日本映画ということで対して深くも考えず、フランクフルト到着の2時間ほど前に見出したら、結構これが良作。人間関係が時代もからんで非常に複雑で、いろんなところに伏線をはっている(最初のほうの罪と罰の話とか)ぼーとみるのは大変。しかし、詳細な理由を書くのは面倒なので、一言で言うと泣ける。印象に残ったことをひとつあげれば、岡本綾の演技はすごくひきこまれる。私は評論家でないので、それがなぜかなのか、彼女が演技力があるのか、監督がよさを引き出したのか、単に本当に彼女が役のような現実や生い立ちだったりした関係ではまり役立ったのか、なんだったのかを説明する技量はないのだが、彼女の演技が結果的に「いい味出していた」のは確かだと思う。大沢たかおが完全に主役を食っていたという点は面白くもなんともない、よくある話なのだが、岡本綾という単なる東京メトロのポスター兼たしか中村獅童の酔っ払運転の時に横に同乗していたおねえさんが、こんな主役以上の印象を与えるとは思わなかった。
で、恥ずかしながらも、機中で涙をながしつつ後10分ぐらいのところにさしかかったところで、「フランクフルト空港に着くので、映画とかおわりねー」というアナウンス。実は最後の10分見ていない。すごくきになる。ANAで今回乗った飛行機は、エコノミーですらVODなのだが、やる前にここから見ると終わりまで見れませんよ、ってWarningを出してほしい。涙ながらにそう訴えようかと思いましたが、上島竜平似の人が何をわめいているんだとCAに思われるのも嫌なのでやめました。
というわで、

  • とりあえず、無事到着、ただし、すべてはこれから。
  • ANAのVODの問題点を発見
  • 「地下鉄に乗って」は泣ける。特に岡本綾の演技はいい。