In the office of the collaborating Reserch Institute

今、相手の研究者の発表を聞きつつ議論中。思ったこと。ドイツの研究者もアメリカの製品作る人もすごい。研究者はあっという間に、おれがあいまいに考えていた問題点を明確にしてきた。何が問題で、なにをすべきなのが具体的に示している。たった、これだけの時間で。たぶん、この人たちにかかれば、それを解決する実装を作るのも問題なかろう。けどさ、非常に残念ながら、対抗製品のアメリカ製のあれもあれも、そういえばそういう機能をことごとく持っているんだよね。つまりそういった対抗製品を作った人もすごかった。みんなすごいよ。でさ、このストーリで問題なのは誰か。結局、それはこの研究の発注者。どのような要件の研究を研究させることが自分の会社の利益につながるのか全然考えていなかった発注者。結局、今すでに製品化されているという意味で競争力がないかもしれない研究をさせてしまう発注者。つまり俺。最近反省ばかりだよ、とほほ。
やっぱがんばらねば、なー。で、極端に抽象化していつものように強引に仕事に結びつけると、システム開発においても、発注者って重要だよやっぱ。発注者が俺みたいないい加減な人間だと、いくら受注者に才能があっても、「会社にとって価値のある」システムなんて作れないよやっぱり。会社のためを思うなら発注者がしっかりしなきゃ。そういう意味では、本質的なところで実は「要件」にまつわる分野が重要な気がしてきた。具体的には、以前のフォードの名言を参照のこと。で、それで何をするかはまた別の話だけど、根本にあるのは結局「お客様は、「なぜ」「今は」どのような「状態」がシステム化されていることを望んでいるの?を知ること」、そして、「それに応えて、金を稼ぐにはどうすればいいの」っていうこと。当たり前だよね。けど、それができてない。あと、ここで個人的に面白いと思った発想は「システムは状態として捕らえるべきで、離散的なものではない」ということ。いきなりBuzzWordに落して矮小化すると、これってSaaS?か
ちなみに関連する(可視化レベルと説得力がぜんぜん違う)記事が@ITにあったのでどうぞ。