今日のPV 〜 「何で売れてるんだこいつ」の彼

今日はDiddyを紹介します。昔、パフィとかショーンコムズとか言われた男です。
何で、今日はDiddyを紹介するか。先日フランクフルト空港で暇な時間があったのでThe source magazineの2007年1月を買って読んでいた(なんと8EUR!、高い)。特集は、2006年のレビューということで、2006年にヒップホップを貢献したベスト30位をあげている。そこで、1位はBET(Black Entertainment Television)、2位はワーナー・アトランティック。で、びっくりしたことに3位がDiddyだったんですよ。Diddyかよ。2006年彼は何かしたっけ?インタビュー記事を見てもいまいちわからなかった。彼は、ご存知のとおり、バッド・ボーイの創設者であり、何が売れるかの嗅覚を持った最もヒップホップで成功した男の一人であることは確かだ。クリスティーナ・アギレラジェニファー・ロペスと絡んだりFat Joeと絡んだり。2pacや50centの才能を見抜いたり(確か二人とも彼と仕事するのは拒否したはずだが)。彼の成功は、いわゆるヒップホップカルチャー全体だ。ラッパーとして、プロデゥーサーとして、レーベル社長、はたまた企業経営者として。しかし、同様な感じでヒップホップで成功した人間でもDr. DreJay-Zと明らかに違うのは、彼のセルアウト第一主義とそもそも彼の音楽性に対する疑問符でしょう。まあ、そうは言ってもBiggyを発掘した男だし、まあそこは許そう。それだけだ。たとえば、彼がBiggyを失ってから自分の名義で作った"No Way Out"はひどい。これはクソだ。あと、こいつ大物ねた使いすぎ。紹介する代表曲であるBiggyへのtribute songであるI'm missing youは、ポリスの「見つめていたい(Every breath you take))だし、確かデビットボウイのレッツダンスとか、パブリックエナミーもネタとして使っている。売れれば何でもいいんかい。
まあ、そんななかで彼のかかわった中で最も売れたであろうI'm missing youを。これはBiggyの射殺後追悼曲として発売されたもので、確かに売れた。しかし、そもそもDiddyラップへたくそだし、追悼曲は売れるの法則、元Biggy妻のフェイスエバンスを使ったり、元ネタがそもそも伝説的な名曲であるポリスの曲であるという反則もいいところの名曲であることは確かだ。
"I'm missing you" by Diddy(当時は確か、Puff Daddy)