売り上げ増大

 今週の週刊ダイアモンド

 会計入門という特集だけあって,さすが素人の私でもあまりに当たり前の内容が並んでいる.買って損した.
それはそうと,入社当時,幹部の説明で,会社はこれから売上XXXX円を目指すとかいう目標を言っていた.入社当時は会社って利益出すとこと思っていたので,会社ってのは目標を売上で図るんだー.やっぱ社会人って深いなあとか思った覚えがある.で,以降技術屋さんだったので,あまりそんなこと深く考えなかった.
 最近ちょっとその手のことを勉強してわかった. 会社の目標が「継続的な利益の極大化」であることは,経済学の初歩の初歩であるのは当たり前だ.ただ,売上をあげる戦略ってのは,その目的達成のマイルストンとして意味があるそうな.それは,別に売上があがって利益率が一定なら利益はあがるでしょ,みたいな小学生的な話でない.「売上があがる-> シェア獲得 -> シェアトップ(もしくはそれなり)でないと取れない利益率向上戦略をとれるようになる -> うまー.」という話らしい*1.だから「継続的な利益の極大化」のために,利益がほとんどなくてもとりあえず売上をあげてシェアトップを抑える,というのは意味があることだそうなへー.こういう一見,なるほどと思わせる論理が結構要注意ではあるのだが,話としては面白い.

↓ 参照,っていうかこの本の話から90%,社内の人との会話10%をブレンドして適当に解釈したのが上の話.

*1:たとえば,コカコーラのジョージアがそういう戦略で,最終的にめちゃめちゃもうかるブランドになったそうだ