いろいろなことを夜の世界をメタファや例示に利用して話すの巻

体調悪い

それによる迷惑も板についてきた気がする。もう、10月末にここに行った結果で、いろんな意味ですべてカタつけるつもりだから、それまでは、だましだまし。すみません。

最初の二つは最近の興味を夜の世界をメタファにして表現しています。残りは適当です。

外国人のサポート

最近、シマンテックとかDellのサポートセンタは、明らかにnativeの日本語を扱えない人がやっている。こういうのを短絡的に人種差別的な発言と思われたくないのだが、非常にやりづらい。

  1. まず、根本的に聞き取り能力が低いので正確なイントネーションでしゃべり、正確な文法を使った文章で、文脈も含めて正確に状況を説明しないと理解してもらえない。普段、適当にしゃべっている俺にはいきなりアウェイ
  2. 彼らは、おどろくべきほどマニュアルに対して忠実で、結果的に無駄な作業の指示が多すぎる。日本の人の場合、大体こちらがそれなりにPCに対して知識があることを会話の中で判断できるし、その場合マニュアルを変えてくるが、決してそうしない
  3. っていうか、「サポートの森ですが」というような「日本人なんで安心しろ」的な紹介をさせるDell(シマンテックはそういうことをしない)は、明らかに中国の方が主に在籍している新橋の風俗店で働かれている方が日本人っぽい名前を使って活躍している状況と発想があまり変わらなく不愉快。彼らには彼らの本名があるんだからそれを名乗らせてあげろよ。もちろん、新橋の店は日本、外国の人変わらず本名を使うのはいろんなステークホルダにとって問題がある場合が多いので源氏名に変えているのだが。
  4. オフショア開発の問題にも関係しそうだな。しないか。

mixiの変な足あとがうっとおしい。

 mixiで最近特にマルチ商法紹介系の方の足あとが多くなってうっとおしい。たぶん任意の数のユーザを作るツールとこれでもかと他人に足跡つけまくるツールかなんかがあるんだろうけど、さまざまな名前でそういう人の足跡がつく。しかし、いまさらながらなんでマルチ商法なんかやるかねえ。違法な形態ならもちろんのこと違法でなくとも、うっとしいからああいうのやめてほしい。この手の商売の悲劇は、おおよそ人間関係の崩壊と在庫を個人が大量に抱え込むという選択がシステム上高いリターンである戦略になるため、当然検討すべきリスクの高さにまで頭が回らない人による経済的な損失に収斂される。
 mixiを経由してこの手の人のWebサイトを見ると、「人に自分の共感したものを紹介するということという意味ではmixiとなんら変わりないじゃないですか!」とかポジティブに書かれている。けどさ、miximixiを使ってもらいたいと紹介するのは友達ネットワークインフラを作ることが目的自身であるからいい(あまりトラブルを生まない)のであって、あなたの話の場合それは手段だからトラブルを激しく生むんでしょうが。かなりむかつく。mixiには特定のIDからアクセスできないようにする機能はあるが、どうせ任意のユーザを作るツールがあるのだろうから意味はないのでほっとけってことか。

 前に思ったように、Web2.0の起源はマルチ商法にあると思っているが、俺もリアルの社会で散々マルチな人の勧誘を受けた。その手の人は3種類に分類することができる。

  1. システムがわかっていて監視・制御もできる系: 自分が所属している商法の収益システムを理解し、そのシステムの現在の状況をほぼ確実に知ることができる人たち。つまり破綻する前に真っ先に金を持って泥舟から降りれる人だ。この手の人たちは、会えばわかるが別にどの世界でも成功するのではと思われる頭のよさと人間としての魅力を兼ね備えている。この人たちにとっては、マルチはリスク(σが大きいという意味でのリスク)の高い商売なので自分の才能が普通の仕事より収益に結びつくことを知っているからなんだろうか。とは言っても、そういう人と手を組むのはちょっとねえ。実際にそういうことやっている知り合いと、某ア○ウェイの集会に半分無理やり連れて行かれたときに出てきたえらい人の話を聞いてそう思った
  2. 自分自身の価値はわかっている系: 結局マルチって、基本的には、人との信頼を金に換えるというのが戦術の基本だ。この系の人はシステム全体の収益モデルは良くわからなくとも、戦術は理解しその戦術の実践が自分は得意であることを知っており、実践できる人たちだ。実際、人との信頼をつかむのに非常に長けており、その利用を効率的に実践できる人達というのはいる。たとえば、キャバクラのようなところで働いているお姉さんとかマルチ商法に参加している人が多いと思われる。というのも、実際、六本木の高級なキャバクラで常にNo3に入っていた過去の友達(友達で客じゃないよ)は、熱心にこの手のことをやってそれなりに稼いでいた。俺も友達だし(そう思わせていること自身彼女のスキルだったのだろうけど)、この人確信犯だからおかしくなることないかと思ってなんか怪しげに見えたア○ウェイの商品を買った覚えがある。使ってみると意外にいい商品だった。
  3. 自分自身がわかってない系: まあ、このシステムでの被害者。この手やつらの最大の特徴は、マルチ商法が示すビジョン(経済的な価値感のみの成功を、幸福がどうのとか人生がこうのとかいう真綿にくるんで表現した感じのやつ)に共鳴し、そのビジョンから定められる目標を実現するための戦略を実行するための戦術の実践に必要なスキル(ポジティブシンキング、人間としての魅力とその表裏であるそれなりの強引さとか)を持っている状態を自分のToBeとしているような人たち。そもそもビジョン自身も変だと思うが、そのビジョンを達成するためのスキルを自分が持っていないということに気づいていないか、もしくは気づいてはいるがそのスキルは経験で獲得できるとおぼろげながら思っていることが致命的なのだ。はっきりいってマルチ商法って超弱肉強食、一人勝ちの世界だから、OJTでスキルが身につくかもと闇雲に用意されているおなざりなマニュアルを必死に実践しているところにelegyを感じる。そういう人は基本的に上記2系統の人に使われて終わりです。もちろん、マルチ商法が維持されている状態における必然的な組織構造に起因する人数比の関係で、自分に接してくる人はもっともこの手の人が多かったわけだが、可哀相でみてられなかった。

最後の人は本当に地獄へ一直線なので、気をつけたほうがいいが、気をつけてどうにかなるほど自己管理できる人はこの手の人には少ないし、俺も自己管理が有楽町線沿線で20位ぐらいに入るぐらいできない人なので、あまり文句は言えない。

上位と下位の組織目標

 最近よく考えていることなのだけど、ある手段やソリューションの評価のやり方や尺度の決め方の話。大きな組織では、建前的に上位組織の目標があり、機能型に編成された下位組織に対して、上位組織の目標を達成するためになるべく部分最適にならないような組織の存在理由を設定し、それを守っていることを監視できる定量的なメトリクスとして組織の目標を定めるとなる。KPIを設定しようという動きは、この考えに基づいていると思われる。
 しかし、このメトリクスの設定というのは、思いのほか下位組織のパフォーマンスにとって重要な割には誰がその決定責任者であるか不明瞭が場合が多いし、検討がエイヤで決まる場合が多い。下位組織のメトリクスが正しいかどうかは二つの観点があると思う。

  1. 上位組織の目標と連動するメトリクスなのかどうか: つまり、組織で定めたメトリクスがまあ順序尺度の条件と満たすとして、より順序尺度的に判断して’良い’結果を出しても上位組織のメトリクスが順序尺度的に良くなるという相関関係がない場合。これは致命的である。組織全体の活動がgarbageになるということだ。このようなメトリクスは本当に危険である。
  2. 上位組織の目標を達成するために実施すべき戦略を狭めるメトリクスかどうか:つまり上位組織の目標を達成するためにやるべき戦略はたくさんあるのに、勝手に戦略を想定してその想定した戦略の達成状況を見るメトリクスになっていないかどうかである。こういう場合、戦略を狭めているが、上位組織目標と下位組織目標がそれなりに相関するはずなので、問題に気づきにくい。ただし、特定の戦略を想定してその戦略特化のメトリクスを組織目標にすることも危険であるということだ。

 

CMMIというソリュションに対するメトリクスは?

 恥ずかしながらCMMIの本当の中身は今年の4月までまったく知らなかった。尊敬する某後輩の薦めや、プロレス嫌いという点で一生互いを分かり合えないと思われる、会社でもっとも親友な人が携わっていることによってCMMIを勉強しながら半年がたった。最初はCMMIの導入効果に対する証跡のなさに戸惑い、次は証跡がないにもかかわらず推進するという人たちへの理解ができずに苦しみ、ある程度そういう戦略をとらざるを得ないこともちょっとわかりという状況が今のスタンスだ。
 ただ、どうしても言いたいがソリューションである以上その効果を言えなければならないといういことだ。俺は浅はか選手権1971年生まれ代表のような男なので、CMMIを導入した組織が具体的に組織の抱えている問題(ROIの向上、QCDの向上など)をどのように解決しているか、その結果と相関関係以上のロジックを示さないとこれはだめだと思った。で、SEIにそのような例があると聞いてみて見てみたが何か違和感がある。
 うーん、と考えていたのだが、一つの結論に達した。それは、CMMIは通常組織が設定する具体的な組織目標を直接的に解決するために作られたものではないという点だ。だから、CMMIを導入したからROIがあがりました!とか品質が上がりました!というデータはCMMI考え方の正しさを証明するメトリクスとしては何の意味もないと思ってきた。
 じゃあ、そもそもCMMIは何を目指しいているのか。ようやくわかったが「任意の組織目標に対して、プロセス改善という手順でその目標を確実に(確実とはムダ、ムリ、ムラがない状態、特にムラ)達成できる組織になる」ことを実現するためのソリューションなのであろう。
 だから,CMMIの有効性を議論するために必要なメトリクスは、直接的なROIの向上とか品質の向上とかではなくて、「目標として定めた達成メトリクスと実現できた目標に対する達成度の関係」でわかるものなんだと思う。決して結果的な効果のみで測定してはならないものであると思う。その意味ではSEIに乗っている効果例は素人受けはいいが、CMMIというソリューションの効果測定のためのメトリクスとしては間違っている。というのも具体的に定めた目標を達成するためには、CMMIのやりかた以外にいくらでも単純な方法はあるはずで、そういった手法の検討の機会を排除しているという意味で悪影響すらあると思う。さらにいえば、CMMIの実践さえ守れば、具体的な目標もなんとなく設定されてなんか組織全体なんかよくなっていくというあいまいな期待を醸成するという意味で危険だ。
と、にわかな奴ほど語りたがるの法則どおり語りましたととさ。