in Okinawa, Day 1、そして要求工学について少々

 先日、てんかんで倒れて会社を数日休んだにもかかわらず、夏休みを頂いて沖縄に来ております。まさにこの部屋でblogを書いています。 死ぬほど快適です。東京の皆さん、本当にすみません。謝っても許さないのが普通のIT、2ch、ストリートビューがある2008年の東京砂漠でこんなていたらくでいいのでしょうかと思いつつ、沖縄で心身ともにリフレッシュし、大きな決断でもしようかなと思い海を眺めています。ステーキ200gセット食べて大満足です。
 沖縄は相変わらず時間がゆっくりしています。嘉手納ロータリーは相変わらず存在し、驚きの発言を待ち構えています。本当にすばらしい景色です。
 明日はホテルのビーチでのんびりしながら、じっくり技術的なテーマを考える時間を取れるように本を持ってきました。某フェローおすすめの畑村先生の本と、ワインバーグの名著です。

技術の創造と設計

技術の創造と設計

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)

組織を強くする技術の伝え方 (講談社現代新書)

スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学

じっくりと読んで意味をかみしめて今後の人生に活かしたいと思います。みなさんも、是非どうぞ。
ついでにこの本にも感動しています。人間として必須です。
翔、曰く―EXCITING

翔、曰く―EXCITING

ほんものの男でしか語れない真の言葉がたった50文程度の凝縮されています。読み終わった後、感動のあまり失禁します。

というわけで、今日、沖縄を感じながらののまとまらない考えは以下の通り。
「これからの成長企業が求めている要求工学の手法は、ライトな手法。(仮説)
ライトな手法とは、類似の要件、類似のアーキテクチャが利用可能な案件に有効。似たような部分に対しては、「これで問題ない」ということだけが、速攻でお客様に確認させることができる何らかのツールを用意している。一方、差異化部分のみがきっちり要件抽出・定義・合意の過程がお客様の言葉や立場で議論できるツールが用意されている。結果、全体の要件定義が価値に応じたコストをかけて可能となる。既存の要件定義手法は価値ベースの考えがないことが問題。ベームの言葉を借りるとValue-based REが重要となると思う。そして、アジリティを求めるため要件定義と設計の工程をシームレスにすることを躊躇しない。これは、アーキテクチャが一種のクラウドやサービス化されているという前提とすれば、lazy architecture designの発想は何ら問題がないからである。また、使い回されるアーキテクチャは使われるうちに、さらに使い回せるアーキテクチャになる。使い回されて、徐々に改良されていくから、再利用性が非常に高い。現在ソフトウェア工学の分野で生産性はどうしても、ステップper時間で定義せざるえないが、この世界では再利用性という方向のメトリクスが重要となる。俺はこの考えに従って会社で働くこととする。」
以上。