日経新聞を読む二種類の人々

 自分もいっぱしの社会人だから日経新聞を購読し読んでいる。しかし、どうにもこの新聞難しい。紙面に書いてある事実は理解できるのであるが、だからなんなんだという話は経済学を一通り知っていないとわからないのではと思う。けど、多くの人が読んでいる。なぜだろうか。 最近思ったのだが、あれはニッカンスポーツと同じだ。野球やサッカーなどの結果が載っている。プレイヤーの様々な人間的魅力が描かれている。別に裏にあるむずかしい仕組みがわからなくても、競争とその競争の中にある人間模様というオペラがあれば人は面白く感じるだと思う。おれも日経に対してのスタンスはその一人。
 たぶん、日経新聞を読んでいる人には二種類いる、一方は、日経新聞を読んで経済を題材とした壮大なオペラを楽しんでいる人々、他方は、そのオペラの役者だ。また言い換えると、一方は日経新聞の情報を結果として見ている人々、他方は日経新聞の情報を成果として見ている人々だ。