自動的にユーザ受けするUIを決めるやり方
ある本に書いてあった話だが、もっともユーザに受けるUIかを自動的に判定するツールを提供しているベンダがアメリカにあるそうだ。
日本での例(リリース例をみる限り技術としてはLPOというもので古いようです。。)
ツールがどのようなものか「どのようなトップページが最もユーザに受けるか」を判定する場合を例として説明する。ツールはWebサーバのコンテンツ管理システムを含んでいる。この管理システムにトップページの候補を置き、それらがトップページの候補であることを設定する。そうするとツールが自動的に候補ページをラウンドロビンでトップページとしてアクセスしたユーザに表示し、その後のユーザのサイト上での動きをログする。後は、ログを分析し、もっとも期待していたユーザの動きをしたページを最もユーザに受けるトップページであると判断するというものだ。
このような分析をするツールは通常過去データから予測するものだが、このツールは自らデータを「作り出して」分析する(無作為抽出テスト)点が面白いところである。さらに、ユーザに受けると判断されたページは自動的に候補から標準となり受けるサイトになるというリアルタイム性も持っているそうな。
ちなみに本のタイトル「その数学が戦略を決める」。ちょっと、絶対計算なる手法の宣伝チックではあるが、その手法を知らないなら可能性を知る意味では面白いので皆様どうぞ。
- 作者: イアン・エアーズ,山形浩生
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: 単行本
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