SOAP Message Transmission Optimization Mechanismとか

たまには技術的なことを。

SOAP Message Transmission Optimization Mechanism
SOAPのメッセージを示すXMLInfosetを圧縮して送受信する方式のメタデータの定義と一例としてのMIMEを用いた方式を記述している。
この方式の良さが伝わってこない。 とはいっても、仕様って論文と違って「こう決めました」ってのは示されているが、その仕様と他の方式との優位点とか議論は普通示さないよねえ。だから、仕様だけでは説得力がないんだよね。 それらの議論は、MLとかテレカンファレンスでされているのかなあ。

と思ったら
Workshop on Binary Interchange of XML Information Item Sets
W3Cでこんな名前のワークショップの案内が。
ワークショップ紹介しているSunのおっちゃんのアイデアは「SOAPメッセージをASN.1 エンコーディングデータとXMLスキーマWSDLに分ける」だそうだ。 SOAPメッセージごとに異なるデータはASN.1で、そして、その解釈処理はXMLスキーマWSDLで事前に合意しとけってことだろう。
XMLをASN.1でというのは、昔から言われている禁断の方式だと思うが実装までするのは大変だろうなあ。

XML Infoset
二つの記事やWSDL1.2などにいえるが、最近XMLの仕様の厳密性のために、XMLドキュメントでなくXMLドキュメントが表しているXML Infosetが、意味を定義すべき対象であるすると概念が一般的らしい。
XML Infosetは、仕様を読んでも何がいいたいかさっぱりわからないと言う意味で典型的なW3Cの仕様であるが知っておくに越したことはないかも。

Are delegates the moniker of .NET?
DonBoxの日記から。
この簡単な名前のおっさんは、SOAPの仕様をつくった一人
記事の内容は、自分自身でも消化しきれていないが、CLRdelegateって型?はインターフェースと比べて疎結合さを実現できる仕組みであるというようなことが書かれている。(CLRやCOMの知識を前提にかかれているのでジャヴァラーにはつらい)
インタフェースでは基本的にインタフェースのシグネチャやインタフェースの階層関係が、そのインタフェースの処理の意味までを規定しているが、疎結合の場合、それでは、そのインタフェースの名前と処理対応付けを知っている人でないと、その利用コードは書けないやろうって話。 最近考えていたことに近い。メモメモ。