コンテキスト・アウェアネス

河西さんの記事だ.
RFIDの本質的価値:「コンテクスト・アウェアネス」の実現へ
コンテキストに応じて正しい動作をするためには,正しく動作をするコンテキストのすべてを表現できるモデルをあらかじめ構築しておかねばならないはずだ.そこが難しく,今までは挫折(万人が満足して使えるものというレベルの高い意味で)してきたと思う.
いわゆる*2.0ではモデルを構築せずに正しい動作をする解決手段として集合知を使おう!とかいうアプローチに行きがちだけど,そううまくいくのかな.

こういう記事を見ると,今はWeb2.0と絡めて既存の技術の再評価をするというのがはやっていると思う.
アイデンティティのフェデレーション(Liberty Alliance)などは恰好のネタだろう.
ソフトウェア工学はどうなんだろうか.観点は二つあって,Web2.0なソフトを作るための新しいソフトウェア工学の分野って何ってのと,Web2.0の技術を用いて既存のソフトウェア工学の新しい解決方法を探る,という観点.ASEでのワークショップでは後者に近い話が多かったのかも.