株の話からづづく家庭的であることの価値について

 先日、日東精工の株で2週間ほどでかなり儲けた。なので、あぶく銭はバブリーに使おうと思って、冬から春に使えるコートを買った。普段電化製品以外で1万円以上の買い物をしない俺としては、まったく信じられないような値段がしたが、まあ、あぶく銭だしいいや。
 今は特定の狙える株がないので、全財産を日経225連動インデクスの信託に預けている。これからあがると思っているからだ。なぜか。あまり経済には詳しくないのだが、三角合併なるものによって外資資本が日本企業に参入し経営にも口を挟んでくるようになるらしい。そして、日本株の売り買いをしている主な資本も外資だ。つまり、経営する側とそれをデュー・デリジェンスする側が同じ価値観を持ったもの同士になるっていうこと。なら、あがるはずじゃん。しばらくは、余った金は全部日経225に投資してやる。
 ところで、あえて柔らかに書くが、全然話は変わる。しいて言うならば、何らかの行為の価値を考えるという意味では同じ内容である。ここでいうのは、何らかの人の興味を獲得する手段として、家庭的であることを目指す戦略の妥当性。これは相対的に効果が下がっているのではないか。だって、子供を育てるということ以外は、明らかに家事は全般的に楽になっているはずだし、外には家事を代行できるさまざまなサービスが存在する。今家庭的であると評価されるはずの作業の多くは、単純な家事の実施だけでは高い価値を創造できない構造になってきている。つまり、Operational Excellence的なアプローチが効かなくなっているのだ。どちらかというと、Customer Intimacy*1を目指さざる得ない領域になっている。そして、一般にCustomer Intimacyな戦略の実践は大変である。つまり、家庭的であることをアピールしたい対象となる顧客に対しての価値を、どの程度の時間で算出できるかという意味での生産性において、個人でできる家事をちゃんとするという作業は生産性の低い作業と考えられるようになってきていると思われる。だから、今後、男女ともに子供を育てるということを除けば、家庭的である点以外に自分のコンピタンスを持とうとする方が、戦略として適切ではないか。つまり自分の優位が保てそうな市場を探し、そこにリソースを集中するし、顧客となりえる相手に価値を提供する戦略がの練り直しが必要と思う。
 ちなみに自分は昔から家庭的であるという価値観にほとんど興味がない人であった。もっと、エキサイティングな人間性とか、頭の回転の良さとか、もちろんここでは書かかない普通の男一般と同じような興味内容に興味がある。その価値観が、さまざまな問題を引き起こしてきた気もするが。あと、あえていうともちろん、家事を毎日きっちりしている男女全般(俺も自分自身の家事は全部やっている)は深く尊敬するものであり、家事という作業の軽視を意味した話ではありません。家庭的であるということをアピールするために個人ができることの生産性が相対的に下がっていると言う話であることに注意。

参考図書

*1:Operational Excellence,Customer Intimacy,Product Leadershipの意味は、ここを参照。ただし、本質的なことは書いてない