柳沢さんも大変

柳沢厚労相:子ども2人以上「健全」発言、波紋に拍車

「女性は産む機械」と発言し釈明に追われている柳沢伯夫厚生労働相が、6日の記者会見で結婚したい、「2人以上子どもを持ちたい若者」を「健全」と表現したことが波紋を広げている。首相官邸は問題視しない構えだが、野党側は「子どもが2人以上いなければ不健全なのか」と一斉に反発。柳沢厚労相の辞任を求める動きがさらに勢いづいており、国会審議の正常化を前に新たな火種となる可能性もある

 なんかもう挙げ足取り展開だらけになっている気がする。もちろん、マスコミや野党は「阿部政権」ってのがもうダメでそれをつぶす材料として使えるものなら何でも使うというという戦略だというなら、まあ理解はできるが、その戦略はもうだめだよ、俺自身はちょっと萎えるねえ。 たとえば、会社での会議でこんな挙げ足取りばかりの会議が続くとしたら、普通のサラリマンはやる気をなくすわな。
 実際、この手の言葉尻を捕らえる発言にたいして、当事者は本当に怒っているものなのだろうか?この例なら、子供を何人つくるかとか、結婚するかなぞは、本人の意志による選択の問題であって、2,3年大臣するだけの政府のおっさんが言ったから、その意志がゆらぐというほうが自分がなさすぎという意味で問題ではないか。
 また、自分の経験で言えば、自分の癲癇の症状は「精神障害者保健福祉手帳3級」をもらえるレベルのものらしい。そういう意味では、全然日常生活に困ってはいないので本当に苦労されている方とは話が違うとはいえ、障害者なわけだが、「俺たちは害じゃない『障がい者』にしろボケ!」とは、どう考えてもまったく思わない。挙げ足取りで傷ついているはずの本当の当事者は本当に傷ついているのだろうか。誰かが傷ついていることにしたほうがよいというビジネスモデルを持っている人がいるだけではないのか。