NHKスペシャル JAPANデビュー
取り貯めていたテレビ番組をゆっくり見る時間があったのでNHKスペシャル「JAPANデビュー・第1回 アジアの“一等国”をようやくみた。NHKスペシャルの歴史番組は「映像の世紀」をみてからはやはり必ず見ておかないとと思わせてしまうので見てしまう。この第一回がかなり物議を醸し出しているという話はネットなどで知っていたのでそういう観点でも興味を持ち鑑賞。さっき見終わった。「サヨク的価値観を前面に押し出す久しぶりの大型番組やな」とオモタ。 さすがにここまで一方的で新しさもなく既出な主張をあえて高い金かけて映像にすることはないだろうに。
自分はあまり右翼左翼的価値観ってかなりどうでもいい人なので自分の中で賛同したり憤慨したりというのはないのだが、よくこんな振り切れた番組を昭和ならまだしも平成20年そこらに作れたなーと感心。特にネットを見ているからかもしれないのだが、あまり左翼的な主張って受けないのにねえ。燃料投下が意図か?? 実際この番組の企画意図は、「左翼、右翼を標榜する人たちにわかりやすい議論材料を与えることにより、それらの人の活動の活性化とそれによる経済効果を高める」ことなのでは?と邪推してしまう。
揶揄はおいておくと、やはり映像の世紀を超える番組はないな。映像の世紀は、戦争に焦点を当てているにもかかわらずこのような左翼だ右翼だというような思想を限りなく排除して、淡々と映像を用いて戦争の悲惨さを訴えているところがよいのにね。
第二回も再放送をいま録画しているので、後でみましょう。また物議を醸し出しているのかなあ。
第2回 天皇と憲法
日本が近代国家の骨格ともいうべき憲法を初めて定めてから120年。大日本帝国憲法は、プロイセン憲法などを参考に「立憲君主制」を採り、当時の世界からも評価されていた。しかし、19世紀帝国主義から第一次世界大戦を経てうねる時代の流れの中で、日本はその運用を誤り、立憲体制を瓦解させてしまう。一つは、議会を担う政党が党利党略に走って政策や理念を忘れ、軍部の肥大化を助長したことに原因がある。さらには、天皇を絶対視する思想が先鋭化し、統帥権を盾に取った軍部が政治を主導していったことが挙げられる。
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